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2013年8月10日土曜日

傑作最高級本糸目京友禅お振袖


絹100%  
たちきり身丈181cm(最長身丈171cm)  
内巾38cm(最長裄丈72cm) 
白生地には、丹後の特選紋綸子地を用いております。
京の名門≪白木染匠≫より…
正統派本糸目手挿し京友禅の最高級特選お振袖をご紹介いたします。
訪問着や付下げ・染帯のご紹介は時々ございますが、
お振袖は本当に創作数が少なく、なかなかご紹介することができません。
京友禅の歴史と伝統を今に受け継ぐ名門染匠さんのお品ですので、
本当によきもの、代々受け継いでいけるような「ほんもの」をお探しの方に、
是非にとおすすめしたく思います。

◆8月25日(日)まで、期間限定でのご紹介です。

★一般市場価格200万円前後のお品です。


2013年7月17日水曜日

夏訪問着でお出かけになりませんか

最新の夏訪問着をご紹介しましょう。

サラリと肌をとろけ落ちるような、
柔らかくしなやかな、上質の縦絽訪問着。
涼感を誘う透け感の縦絽地に染められたのは、
白に近い優しいクリーム色。
よくよく見ると、地色のクリームは、細やかな
白がミックスされているようにも見えます。
その地に、グレーぼかしの雪輪柄が濃淡美しく
配され、その雪輪を挟むように、グレー・
ベージュの染め匹田ラインがシャープに入ります。
桜の花弁が添えられた雪輪柄には、金彩の
縁取りがなされ、控えめながらも、上品な
華やかさをプラス♪
女性らしく、そしてスッキリと品よく、
夏の着物姿をお楽しみいただけます。



京都の板場友禅で染めた夏訪問着と単衣訪問着の兼用着物です。
流線型で猫のシルエットを表現しています。
上前・身頃・胸・両袖に猫がシルエットで表現されています。
絵羽取りの訪問着ですが、おしゃれ夏訪問着としてもお召しになっていただけます。
シルエットの色は墨黒で染め、黒白の粋になり過ぎない配色にしています。
生地は丹後で織りあげた先練り先染めの御召ちりめんで、地柄は刺し子で十字絣となっております。
奈良時代より存在し 短い布を縫い合わせ 又保温 装飾のために別糸を
刺し縫いしたところから 「刺し子」と呼ばれるようになりました。
今では 経糸・緯糸の一重の織物に黒糸(刺し子糸)を経糸・緯糸でところどころに加えて織ることで 刺し子の外観を表すようになりました。
経糸に黒糸を加えたものを「経刺し」 緯糸のものを「緯刺し」といいます。
シャリ感と清涼感を同時に兼ね備え、 夏・単衣兼用としてお召しになっていただけます。
お稽古夏着物やパーティー夏着物としてもお召になって頂けます。(もちろん、単衣としても可) 
披露宴夏着物、おしゃれ夏着物などとしても是非。


いかがでしょうか。
夏訪問着を涼しげに着こなして、お出かけになりませんか?


日本の,美しい,きもの.

2013年5月26日日曜日

きものの上手な買い方

きものを買うのって、難しそうですよね。

とくに初めての方にとっては、

悩んでしまうかもしれません。

そこで、白洲正子さんの著書から

ヒントになる言葉を引用させていただきましょう。

 「自分に似合うきものがあるように、きものに似合う帯もあります。
 一つのきものに、一つの帯というのが理想ですが、
 そこまで凝る必要はないかも知れません。
 でも、買う時には一応考えてアンサムブルという感じにして頂きたい。
 ――お断りしておきますが、アンサムブルとは、
 『全体』とか『調和』ということです。
 これはむつかしいことではなく、
 馴れれば習慣になってしまいます。
 くれぐれも、年齢より自分に似合うということ、
 全体の調和を考えること、
 きものの上手な買い方といって、
 それ以外にはありません
 (白洲正子著『きもの美 選ぶ眼 着る心』より)

あくまでも、調和です。

着る人が自分を知って、

自分に合うきもの、

着るにふさわしいきものを選ぶ眼を持つことです。

それは、多くのきものや着る人を見ることによって、

養われることでしょう。

きものの道も、奥が深いのですねぇ。

日本の,美しい,きもの.

2013年5月18日土曜日

御召について

御召縮緬(おめしちりめん)という
生地で仕立てられた着物の総称で、
全体に波をうったような
細かい皺(シボ)があることが特徴です。
織りの着物の中では最も高級な、
正絹(シルク)の着物です。

●白鷹御召


板締めの方法で良質の手紡ぎ糸を先染めします。
板締めとは、細く溝を彫った絣板に糸を渡し、
締めて絣糸を染める技法です。

●塩沢御召


糸は角枠にはめて染め、
摺り込みの方法で絣に染めます。

●桐生御召


経糸(たていと)で絣を織りだす、
ジャガード機を使います。

●西陣御召


緯糸(よこいと)に左撚(ひね)り、
撚りの強い撚りをかけ、織っていきます。
しゃり感があり、しゃきっと装えます。

日本の,美しい,きもの.

2013年5月12日日曜日

紬あれこれ

●結城紬


真綿から手紡ぎ糸で織った紬で、最高級品です。

●大島紬


泥染めが特徴の紬です。

●長井紬


真綿糸や玉糸を用いた絣柄の紬です。

●米沢紬


紅花染めや紫根染め、サフラン染めがあります。

●黄八丈


刈安(かりやす)を染料にした植物染めです。

●信州紬


縞や格子柄が特徴です。

●郡上紬


草木染め美しい色合いの紬です。

●牛首紬


さらりとした風合いで腰のある織りです。

●十日町紬


洋服感覚の抑えた色合いの紬です。

●六日町紬


越後上布の藍縞を得意としています。

●首里紬


艶やかなロートン織りが中心です。

●花織(はなうい)


デザイン化された花柄を纏いように織ります。


日本の,美しい,きもの.

2013年5月6日月曜日

小紋の種類

小紋の種類をご紹介しましょう。

●京小紋


写糊(うつしのり)という技法によって、
多彩な色と複雑な模様の染色を実現しています。

●加賀小紋


小袖模様の写しや植物の柄行きが多く、
加賀友禅同様、優しい色合いが特徴となっています。

●江戸小紋


武家の衣装に由来する小紋だけあって、
キレを感じさせる雰囲気の模様となっています。

●紅型(びんがた)


沖縄で発達した型染めで、
鮮やかな色彩と南国風の図柄が特徴です。

●更紗(さらさ)


室町時代以降に伝来した染め布で、
江戸時代中期から和更紗も発達しました。

●藍型


藍染めの小紋のことです。
染めの回数で濃淡を調節します。

●越後型


雪輪、松、鶴、牡丹、菊など大きな図柄です。
趣味の小紋として愛されています。

日本の,美しい,きもの.

2013年5月3日金曜日

手描きによる染めの技法

美の極限を表現する手描きの技を

いくつかご紹介しましょう。

●素描き


きものや帯に筆を使って柄を描く技法で、染料をつけ、

日本画のように描きます。

●墨描き


白生地に筆につけた墨や黒染料で模様を描きます。

●濡れ描き


濡らした白生地に絵筆で描くため、ぼかしが効きます。

●ろうけち染め


防染糊として蝋を用い、筆で模様を描きます。

●蝋たたき


細かな蝋の小片で防染し、吹雪模様などを描きます。

●蝋堰(ろうせき)出し


蝋で堰を塗り、防染すため、大胆な構図で描ける技法です。

●写糊(うつしのり)


防染と染着を同時に行い、華やかな図柄を描きます。

●蒔糊(まきのり)


糊の小片を布に蒔き、染色する技法で、粉雪が描けます。

●ぼかし染め


グラデーションに染める古い技法です。

●金彩


金や銀の箔を接着させ、絢爛豪華を演出します。


日本の,美しい,きもの.

2013年4月29日月曜日

伝統の三大友禅


手書き友禅染めの代表、三大友禅をご紹介しましょう。


【京友禅】 

京友禅(きょうゆうぜん)とは、京都の伝統工芸品の一つで、
元禄時代に扇絵師の宮崎友禅斎によって考案された染色です。
絹織物の白布に絵をかき、染め出したもので、鴨川の流れでさらし、
鮮やかな色彩を出していたが、最近は郊外に移転しています。
本格的な手描き友禅の場合、
完成までに26もの工程を踏む大変手間のかかるものとなるため、
現在は型染めや捺染が主流となっています。


【加賀友禅】 

加賀友禅(かがゆうぜん)は、国指定伝統的工芸品で、
江戸時代中期に加賀藩にて栄えた加賀御国染を基に
京友禅の創始者といわれる絵師宮崎友禅斎が、
晩年金沢の加賀藩御用紺屋棟取であった太郎田屋に身を寄せ、
加賀御国染に大胆な意匠を持ち込み、確立した染色技法と、その作品をいいます。
加賀五彩(藍、臙脂、草、黄土、古代紫)と呼ばれる艶麗な色彩で知られ、
特に紅色、紫、緑系統の色を多用します。
柄は、図案調の京友禅に対して草、花、鳥等の絵画調の物が多く、
自然描写を重んじる中から「虫喰い」等独自の装飾が生まれました。
「ぼかし」も京友禅以上に多用される傾向にあります。
金沢市内を流れる浅野川では、工程の最後の方に、
余分な糊や染料を洗い流す友禅流しが見られることがあります。 



【東京友禅】  

東京友禅(とうきょうゆうぜん)は、東京を産地とする、伝統的工芸品です。
東京手描友禅や江戸友禅とも言われます。
東京友禅の特徴は、江戸の街の町人文化を背景とした、
渋く落ち着いた色合いの中にも、都会的センスの洒落感が漂う作風です。


日本の,美しい,きもの.

2013年4月28日日曜日

きものをもっと知ってみたい【分類】

フォーマルとカジュアルと


フォーマルには、振袖黒留袖があり、
カジュアルには(つむぎ)があります。


染め方による分類


糸の状態のときに染めたのが「織り」、
生地を後から染色するのが「染め」です。
他には、絞り刺繍金彩などの技法があります。


●きものの種類


黒留袖】(くろとめそで)
既婚女性の礼装。結婚式に親族の既婚女性が着る正装。

色留袖】(いろとめそで)
未婚女性も着られる祝儀用の礼装。

振袖】(ふりそで)
未婚女性の礼装。袖丈が長いほど格調高いとされる。

訪問着】(ほうもんぎ)
未婚既婚の区別なく着られる準礼装。

付け下げ】(つけさげ)
訪問着の代用として着られる社交用のきもの。

色無地】(いろむじ)
一色で染められた無地のきもの。黒以外は紋を付けて略礼装となる。

喪服】(もふく)
不祝儀の正装。葬儀では五つ紋付きの黒無地を着る。

小紋】(こもん)
お洒落着。全体の模様の上下がわからない着尺のこと。

織り】(おり)
紬のこと。お洒落着、社交着にもなっている。

浴衣】(ゆかた)
単衣仕立ての木綿のきもの。盛夏の街着。


日本の,美しい,きもの.

日本の,美しい,きもの.

現在、「きもの」といえば和服を意味します。

日本の美しいきものを堪能したい。

再認識してみたい。

そのために現在のきものを、

紹介していきたいと考えています。